仕事でもうまくいかない、人間関係もうまくいかない、体調も崩した。何をやっても駄目な気がする。

この感覚には、説明がつく部分と、つかない部分があります。分けます。

記憶の偏りについて

占いが当たった気がするのはなぜかで書いたのと、同じ仕組みが働きます。

印象の強い出来事だけが残り、そうでない日は残りません。 「今週は何も起きなかった」という日を、人は覚えていません。

だから、悪いことが3回続いたという記憶は正確でも、そのあいだに何もなかった日が20日あったことは思い出せません。

起きたことを並べる

  • この1か月に起きたことを、日付とともに書き出す
  • 良し悪しの判定を付けずに、事実だけを書く
  • 書き終えてから、印を付ける(良かった・悪かった・どちらでもない)
  • 「どちらでもない」がいくつあるか数える

4つ目が要点です。 たいてい、いちばん多くなります。そして、そこは記憶に残っていません。

判定を後回しにするのが大事です。先に「悪かったこと」として書き始めると、悪いことだけが集まります。

説明がつく部分

続けて起きているように見えるとき、共通の原因があることがあります。

確かめられる確かめようがない
  1. 01疲れが溜まっている

    判断が鈍り、ミスが増え、そのミスがまた負荷になります。**連鎖しているだけ**で、一つひとつは独立していないことがあります。

  2. 02時期が重なっている

    年度替わり、繁忙期、家族の事情。**負荷が集中する時期**は誰にでもあります。

  3. 03見る範囲が狭くなっている

    うまくいっていないことに注意が向くと、それ以外が見えなくなります。上の書き出しは、ここに効きます。

  4. 04運の流れが悪い

    **確かめる方法がありません。** 説明としては使えますが、次の行動が決まりません。

いちばん上に手を打つと、下3つの見え方が変わることがあります。

厄払いや祈祷について

気持ちが片づくなら、それも使い道です。 否定しません。

区切りをつける行為には、実際に働きがあります。「ここまでが悪かった時期」と決めることで、次の出来事を同じ列に数えなくなるからです。

ただし、線を引いておきます。

使い方として成立する

自分から行く。金額が分かっている。区切りとして受け取る。

注意が要る

普通の買い物として判断できます。

買うか迷っているものがあるときに、判断の5つの問いを書きました。

「悪いことが続く」の説明を売られたとき

この形の説明は、あとから何とでも言えます。

対策をして何も起きなければ「防げた」、何か起きれば「まだ足りない」。どちらに転んでも成立します。 反証できない主張は、判断の材料になりません。

同じ構造を鬼門・裏鬼門風水グッズの選び方にも書きました。変えられないことを問題として提示されると、人は対処法を買うしかなくなります。

いま手をつけられること

  • 睡眠が足りているか(足りていないなら、まずそこ)
  • この2週間で、休めた日があるか
  • 抱えていることを、誰かに1つでも話したか
  • 1年前の自分ができなかったことで、いまできることを3つ書く

4つ目は、比べる時点を変える方法です。 人と比べてしまうに書いたとおり、他人の現在ではなく自分の過去と比べると、別の答えが出ます。