風水を調べていくと、必ず「置くと良いもの」の話に行き着きます。そして、そこには高額なものも混じっています。

この記事は、買うかどうかを決めるための判断材料だけを書きます。

確かめる5つ

  • その説明は、あなたが変えられないことを問題にしていないか
  • 対処法として、買うもの以外が示されているか
  • 「やらないとどうなるか」を強調していないか
  • 金額が、実用の範囲を大きく超えていないか
  • 返品できるか(色・大きさは画面と実物で印象が違う)

順に見ていきます。

1. 変えられないことを問題にしていないか

方位、間取り、生まれた年。どれも自分では変えられません。

変えられないものを問題として提示されると、できることが「対処法を買う」しかなくなります。 これは説得の構造として非常に強く、そのぶん注意が要ります。

鬼門・裏鬼門の記事にも書きましたが、この形の話が来たらいったん止まってください。

2. 買うもの以外の対処法が示されているか

信用できる説明には、買わなくてもできることが必ず含まれます。掃除、換気、物を減らす、家具を動かす。どれも無料です。

逆に、対処法が「これを買う」しかない説明は、判断材料が偏っています。掃除の記事に書いたとおり、流派を問わず共通しているのは掃除です。そこに触れずにグッズだけを勧める説明は、風水の全体像を伝えていません。

3. 「やらないとどうなるか」を強調していないか

これがいちばん分かりやすい目印です。

起きなかったことは確かめられません。だから「対策したから防げた」という説明は、あとから何とでも言えます。反証できない主張は、判断の材料になりません。

判断材料になる説明

「これを置くと部屋が明るく見えます」

判断材料にならない説明

——確かめられる。置いてみれば分かる。

4. 金額が実用の範囲を超えていないか

同じ用途のものが、いくらで売られているかを調べてください。

たとえば盛り塩の器なら1,000〜2,000円台、トイレマットなら1,000〜4,000円台、中型の観葉植物なら5,000〜7,000円台が相場です。「開運」が付くだけで桁が変わるなら、その差額が何に対する対価なのかを確かめる価値があります。

当サイトで扱っているものは、どれも同じ用途の一般的な商品です。価格帯もそのままです。

5. 返品できるか

見落とされやすい点です。色と大きさは、画面と実物で印象が違います。

実際、トイレマットのレビューには「想像と違ったので返品しようとしたら返品不可だった」という指摘があります。マットや鉢カバーのように色を選ぶものは、返品できない前提で選ぶか、返品条件を先に確認してください。

買っていいもの、待ったほうがいいもの

判断を単純にすると、こうなります。

判断
用途がはっきりしているマット、鏡、植物、塩使うなら買ってよい
気に入って置きたい石、置物、絵好みの問題。買ってよい
効果を理由に勧められた「開運」を冠した高額品その場で決めない
不安を理由に勧められた「このままでは良くない」断ってよい

上2つと下2つの違いは、買う理由がどこにあるかです。自分が使いたい・置きたいから買うのは問題ありません。誰かに不安にさせられて買うのが問題です。