自分で何とかしようとして、抱えきれなくなる。頼めばいいと分かっていても、言い出せない。
頼み方の問題ではありません。 頼む前の計算のところで止まっています。
見積もりを直す
頭の中の見積もり
「忙しいのに時間を取らせる」
実際
「面倒をかける」
頼む前に、それが何分の頼みごとかを見積もってください。 数字にすると、頼める範囲が広がります。
断りやすい形にする
頼まれた側が困るのは、断れない状況に置かれたときです。
- 「もし時間があれば」と付ける
- 期限に余裕を持たせる(「今週中に」より「来週でも」)
- できない場合の代案を、こちらから示す
- 断られても、次にまた頼めるようにしておく
3つ目が効きます。 「難しければ、別の方法を考えるので大丈夫です」と添えると、相手は断る理由を説明せずに済みます。
断りやすい頼み方は、頼む側にとっても楽です。 断られる可能性を織り込んでいるので、断られても関係が崩れません。
頼む内容を分ける
誰に頼めばいいか分からないというのは、頼む内容が決まっていないためです。
01話を聞いてほしい
**判断は求めていない**、と先に言ってください。「聞くだけ聞いてほしい」で足ります。相手も構えができます。
02情報がほしい
知っている人に聞く。**答えがはっきりしているので、負担が小さい**種類の頼みごとです。
03判断を手伝ってほしい
材料を並べて、見落としを指摘してもらう。**決めるのは自分**という形にすると、相手も答えやすくなります。
04実際に手を動かしてほしい
**負担がいちばん大きい**種類です。期限と量を明確にして頼んでください。
混ぜて頼むと、相手が困ります。 話を聞いてほしいだけなのに、相手が解決策を出そうとして噛み合わない、という形が起きます。
貸し借りとして数えない
「借りを作りたくない」で止まっている場合があります。
これは、関係を取引として見ている状態です。実際には、頼み・頼まれの回数が釣り合っている関係のほうが少数です。
頼られる側になったときのことを考えてください。 5分で済むことを頼まれて、貸しを作られたと感じるでしょうか。感じないなら、逆も同じです。
自分に自信が持てないに書いた確かめ方と同じで、自分にだけ厳しい基準を当てていないかを見てください。
頼れる相手がいないとき
これは実際に起きます。 家族に言えない、職場では言えない、友人には気を遣う。
こういう状態のときは、事情を知らない相手に話すほうが進みます。前提を知らない相手に説明するあいだに、自分の側が整理されるためです。
復縁の相談は誰にすればいいかに書いたとおり、相手ごとに返ってくるものが違います。 全部を1人に求めると、どれも中途になります。
声を出しづらいなら文字でやりとりする形が向きます。1件いくらの買い切りなので、書きながら整理しても金額が動きません。書くこと自体が、頼む練習になります。
小さい頼みごとから
いきなり大きいことを頼まないでください。
- 5分で終わる頼みごとを、1つだけしてみる
- 相手の反応を見る(たいてい、なんでもない顔をしています)
- その経験を覚えておく
- 次はもう少し大きい頼みごとを試す
2つ目が要点です。 頼んだあとの相手の反応を実際に見ると、見積もりが間違っていたことが分かります。