引っ越そうかどうか迷っているとき、計算できる部分と、そうでない部分が混ざっています。
計算できるほうを先に片づけると、残った迷いの中身がはっきりします。
数字を出す
- 引っ越しの総額(敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し業者・家具家電)
- 留まった場合の更新料と、その時期
- 新旧の家賃の差(月額 × 24か月で見る)
- 通勤の交通費と時間の差
- 解約の予告期間(1〜2か月前が多い)
3つ目を24か月で見てください。 月5,000円の差でも、2年で12万円です。引っ越し費用と比べられる形になります。
5つ目を見落とすと、二重に家賃を払う期間ができます。 契約書で確かめてください。
不満を「引っ越しでしか解決しないもの」で絞る
いまの家の不満を書き出して、引っ越さないと解決しないものがいくつあるかを数えます。
引っ越しでしか解決しない
家賃が高い、通勤が遠い、日当たりが悪い、隣の音、間取りが合わない。
いまの家で解決する
建物と場所に紐づくものです。ここが多いなら、引っ越す理由があります。
右側だけで引っ越すと、新しい家でも同じことが起きます。 物の量は引っ越しても減りません。
実際に毎日効くもの
引っ越しの方位に書いたとおり、暮らしにくい家は方位が良くても暮らしにくいままです。
毎日効いてくる順に並べると、こうなります。
01通勤・通学の時間
往復で毎日。片道15分の差は、年間で120時間を超えます。**いちばん効きます。**
02音
上下左右、道路、線路。**内見では分からないことが多い**ので、時間帯を変えて2回見るのが確実です。
03日当たりと風通し
風水の言う「気」に、いちばん近い実測できる要素です。冬の午後に見ると差が出ます。
04家賃と初期費用
毎月かかりますが、慣れる部分でもあります。上の3つより後に置いています。
05方位や間取りの気になる点
ここまで見てから。**判断材料に入れて構いませんが、優先順位は下げてください。**
2つ目が、内見でいちばん確かめにくいところです。 平日の夜と休日の昼、両方を見られるなら見てください。
方位をどう扱うか
引っ越しの方位に書いたとおり、吉方位を見る体系はいくつかあり、流派によって出る答えが違います。
方位を見るなら、候補を絞ったあとの最後の1手にしてください。2つまで絞れて甲乙つけがたいとき、決め手として使う。この使い方なら、条件を犠牲にしません。
時期の話
引っ越しには繁忙期があります。 1月から3月は、業者の費用が上がり、物件も動きが早くなります。
急いでいないなら、時期をずらすだけで総額が変わります。 これは方位より確実に効く要素です。
決められないまま時間が経っているとき
更新の時期が近づくと、決めないことが「留まる」を選んだことになります。
期限を先に決めてください。「更新の2か月前までに決める」で構いません。期限があると、そのあいだは迷っていていいと決められます。