太陽星座だけでは足りないに書いたとおり、西洋占星術では太陽以外の星の位置も見ます。そのうち、いちばんよく話題になるのが月星座です。

出し方には、太陽星座にはない注意があります。

太陽星座との違い

太陽星座

太陽は約1か月、同じ星座にとどまります。

月星座

日付だけでほぼ決まります。 境目の日(月の変わり目あたり)だけ、年による前後があります。

この差が、調べ方の難しさになります。 太陽星座は雑誌の一覧で分かりますが、月星座は計算するしかありません。

何が要るか

  • 生年月日
  • 生まれた時刻(分かるなら。母子手帳に記載があることが多い)
  • 生まれた場所(都市名まであれば十分)

時刻が分からない場合、多くは日付だけで決まります。2日半のうち、切り替わりの瞬間に近い日でなければ、時刻がずれても同じ星座だからです。

ただし、運悪く切り替わりの日にあたると、2つの可能性が残ります。 その場合は、両方の説明を読んで近いほうを参考にする、という扱いになります。

どちらが「本当の自分」か

この問いの立て方に無理があります。

西洋占星術は、複数の星を同時に見る前提の体系です。太陽だけ、月だけを取り出して「どちらが本当か」を問う形になっていません。

よく語られる整理としては、こうなります。

よく語られる細かい
  1. 01太陽

    外に向けて出る側、目指す方向。**雑誌の星座占いはここだけ**を扱います。

  2. 02

    内側の反応、安心する条件。**自分では自覚していることが多い**とされます。

  3. 03水星

    考え方、伝え方。話が噛み合うかどうかの話に出てきます。

  4. 04金星

    好みや、心地よさの基準。

  5. 05火星

    動き方、押すときの型。

この割り当て自体、流派によって説明が違います。 占い師によって結果が違うに書いたとおり、図が同じでも読みは変わります。

太陽と月が違う星座のとき

多くの人がそうです。 太陽と月が同じ星座になるのは、新月の前後に生まれた場合だけです。

「太陽は活動的なのに、月は静かな星座」という組み合わせは珍しくありません。矛盾しているわけではなく、そういう体系です。

星座占いは12分類なのに、なぜ当たる気がするのかに書いたとおり、そもそも12分類は西洋占星術の全体ではありません。

相性の話に使うとき

月星座で相性を見る、という話が出ることがあります。

星座の相性に書いたのと同じで、当てるものとしては同じ限界があります。 ただし、噛み合わない場所を先に言葉にしておくという使い方はできます。

「この人は安心する条件が自分と違う」と分かっていれば、そこで揉めたときに人格の話にしなくて済みます。分類が当たっているかどうかより、話し合う言葉ができることのほうが役に立ちます。

人に見てもらうとき

生年月日時と場所を用意して、**「月星座と、他に見ておくとよい星があれば」**と聞くのが早道です。

西洋占星術を扱う占い師なら、図を出すところまでは規則です。根拠を聞いて構いません。 「図のどこを見てそう言えるのか」という質問には、説明が返ってくるはずです。

電話占いで聞くなら、生年月日時を紙に書いてからかけてください。従量制なので、探している時間も課金されています。