二人の占い師に同じことを聞いて、反対のことを言われた。 これは珍しいことではありません。むしろ、そうなるほうが自然な仕組みになっています。
理由を3段階に分けて書きます。割れる場所が3か所あるので、割れないほうが難しいという話です。
割れる3か所
01占術が違う
四柱推命は生年月日から命式を出し、タロットはその場で引き、姓名判断は文字を見ます。見ている材料そのものが違うので、違う答えが出るのは当然です。
02流派が違う
同じ四柱推命でも流派で解釈が分かれます。風水の方位や、タロットの逆位置と同じ構図です。どの体系を採るかで結論が変わります。
03読み手が違う
同じ図を見ても、どこを重く見るかは人によって違います。強調する場所が変われば、伝わる結論も変わります。
04こちらの伝え方が違う
同じ相談でも、話す順番や強調した点が変われば返ってくるものが変わります。ここは自分の側で揃えられる唯一の場所です。
4つ目だけが、こちらで揃えられます。 何を話せばいいかに書いた「聞きたいこと1文・事実3つ」の準備をしてから聞くと、少なくとも自分の側の条件は同じになります。
材料が違えば、結論が違う
分かりやすい例で言うと、天気の話に近い形です。
雲の形を見る人、気圧を見る人、過去の同じ日の記録を見る人。三人とも真面目にやっていて、それでも答えは割れます。 見ている材料が違うからです。
占術も同じで、鑑定方法の違いに書いたとおり、生年月日を材料にするもの、その場で引くもの、名前を見るものがあります。同じ結論になる保証は、はじめからありません。
割れたとき、どちらを採るか
当たっているほうを選ぶ方法はありません。確かめる手段がないからです。 代わりに、使える決め方を3つ挙げます。
根拠で選ぶ
「なぜそう見えるのか」を説明できたほうを採る。
使えるほうで選ぶ
四柱推命なら命式のどこ、タロットならどの札のどこ。説明が返ってくるかどうかは、その場で確かめられます。
3つ目は、両方を並べて自分で決めるという形です。二人が反対のことを言ったなら、そのぶん選択肢が見えたことになります。どちらかを捨てる必要はありません。
人数を増やしても収束しない
3人目に聞くと、また違う答えが返ってきます。割れるほど確かめたくなり、確かめるほど割れます。
これは構造の問題なので、人数では解決しません。占いに頼りすぎていると感じたらに書いたとおり、求めているのが「これで大丈夫」という安心なら、それは占いの結果からは出てきません。
人数を増やす代わりに、聞き方を変えてください。
- 「どうなりますか」ではなく「私が見落としていることは何ですか」
- 「どちらがいいですか」ではなく「それぞれで何が起きますか」
- 「当たりますか」ではなく「そう見える根拠はどこですか」
- 答えが返ってきたら、それを使って自分で決める
- 同じことを別の人に聞き直す前に、一度動いてみる
3つ目は、その場で確かめられる質問です。 根拠を説明できる相手かどうかが分かります。
同じ占い師でも、時期で変わることがある
タロットのようにその場で引く占術は、引くたびに出るものが変わります。 前回と違うことを言われても、矛盾しているわけではありません。
一方、四柱推命や占星術は生年月日から出る図が決まっているので、同じ人が見れば同じ図になります。ここで結論が変わったなら、変わったのは図ではなく読みのほうです。
どちらの性質の占術で見てもらっているかを知っておくと、変わったときの受け取り方が変わります。
それでも人に聞く意味
ここまで割れる話をしてきましたが、聞く意味がないとは考えていません。
ひとりで考えていると、材料は増えません。占い師に話すこと自体が、事情を知らない相手に説明する作業になるので、話しているあいだに自分の側が整理されます。 これは結果が当たるかどうかとは関係なく起きます。
電話占いを使うなら、答えをもらいに行くのではなく角度をもらいに行くつもりで、15分と決めて使うのが現実的です。