初詣で引いたおみくじ、去年のお守り。扱い方に決まりがあるのかどうか、はっきりしないまま持っているという人が多いと思います。

作法として語られる部分と、確かめられる部分を分けます。

おみくじの中身

おみくじには、吉凶のほかに項目が並んでいます。

項目何について書かれているか
願望望んでいることについて
待人待っている人・機会について
失物なくしたものについて
旅行移動について
商売仕事について
縁談縁について

吉凶は要約で、こちらが本文です。 項目ごとに書かれている一文のほうが、具体的で読み取れるものがあります。

凶を引いたとき

よくある受け取り方

「この先、よくないことが待っている」

別の受け取り方

確かめようがありません。 起きなければ「気をつけたから」、起きれば「言ったとおり」。どちらでも成立します。

占いが当たった気がするのはなぜかに書いたとおり、反証できない主張は判断の材料になりません。 吉凶そのものは、そこに当てはまります。

結ぶか、持ち帰るか

どちらでも構いません。

  • 結んで帰る — 悪い運を置いていく、という説明がよく語られます
  • 持ち帰る — 書かれている内容を読み返すため

「凶は結ぶ」という決まりがあるわけではありません。 社寺によって案内が違うので、掲示があればそれに従うのが素直です。

結ぶ場所は、指定された場所にしてください。木の枝に直接結ぶと傷めることがあり、それを避けるために結び所が用意されています。

お守りの期限

「1年で返す」とよく言われます。 ただし、これは厳密な決まりではありません。

  • 授かった社寺に返すのが基本とされる
  • 遠方などで難しい場合、近い社寺で受け付けていることがある
  • 神社のお守りを寺に、寺のものを神社に持ち込むのは避けるのが一般的
  • 受付の場所や時期は社寺によって違うので、確かめてから行く

4つ目を先に確かめてください。 常時受け付けているところと、時期が決まっているところがあります。

返せないまま持っている場合、それで何かが起きるという説明には根拠がありません。気になるなら、返せるときに返せば足ります。

何のために引くか

おみくじは、当てるためのものとして扱わないほうが使えます。

占いを信じていないけれど気になるに書いたのと同じで、「信じるか」と「使えるか」は別の問いです。

書かれている一文を読んで、自分のどの件の話だろうと探す。その探す時間のほうに、実用があります。

数字やぞろ目の話と同じ構造

ぞろ目をよく見かけるに書いたとおり、目についたものに意味を見出すという形は共通しています。

それ自体は悪いことではありません。 問題になるのは、不安と組み合わさったときと、そこから何かを買わせようとする説明が来たときです。