転職しようか迷っているとき、多くの人は「いまの不満」だけを持って探し始めます。
これが、同じところを回る原因です。
2つを別々に書く
いまの不満(辞める理由)
残業が多い、評価されない、人間関係、給与。
次の条件(選ぶ基準)
これは過去の話です。 次の職場にこの不満が無いことは、良い職場である証明になりません。
左だけで探すと、消去法になります。 「残業が少ないところ」で絞ると、残業が少ない代わりに給与が低い職場が残ります。そこで別の不満が始まります。
やりたいことより、やりたくないこと
「やりたいことが分からない」で止まる人が多いのですが、やりたくないことなら書けます。
- 何時以降は働きたくないか
- 通勤に何分までなら使えるか
- どういう仕事の進め方が合わないか(細かく指示される/放置される)
- どういう人と働きたくないか
- いくら以下だと生活が回らないか
5つ書ければ、候補はかなり絞れます。 やりたいことは、絞ったあとで見えてくることがあります。
数字を先に出す
仕事を辞めるか迷っているに書いたとおり、止めているものはお金・次の当て・人間関係・自分への評価の4つに分かれます。
このうちお金は調べれば数字になります。
- 毎月の固定費の合計
- いまの貯えを、その金額で割った月数
- 失業給付の対象になるか、いつから出るか
- 辞める時期で変わるもの(賞与、有給の残り)
- 次が決まるまでに、何か月なら耐えられるか
5つ目まで書くと、期限が出ます。 「あと4か月は探せる」と分かれば、そのあいだは探していていいと決められます。
決めていないと、毎日決め直すことになります。 これがいちばん消耗します。
在職中に探すか、辞めてから探すか
01在職中に探す
収入が続くので、条件を妥協せずに待てます。**時間が足りない**のが難点で、面接の日程を作るのに苦労します。
02有給を使いながら探す
残りの日数しだいですが、活動の時間が作れます。辞める時期を調整する余地もあります。
03辞めてから探す
時間はできますが、**焦りが判断を鈍らせます。** 上で出した「何か月耐えられるか」の数字が、そのまま安全域になります。
3つ目を選ぶなら、期限を先に決めてください。 「◯か月で決まらなければ条件を下げる」と決めておくと、焦りに引きずられにくくなります。
人間関係が理由のとき
職場の人間関係がつらいに書いたとおり、相手は変わりません。 そして相手は選べません。
ただし、人間関係を理由に辞めるかどうかを決めようとすると、決まりません。 こちらの努力で片づかないものを判断材料に入れているためです。
判断材料から外して、お金と次の当てで決める。 そのうえで辞めるなら、それは筋の通った判断です。
占いを使うなら
決定を預けないでください。
四柱推命や西洋占星術のように生年月日から見る占術は、時期の話に落としやすいという性質があります。
- 「転職したほうがいいですか」→ 確かめる方法がありません
- 「動くとしたら、どのあたりの時期ですか」→ 具体的な答えが返ってきます
- 「私が見落としている条件は何ですか」→ 使えるものが返ってきます
上で書いた2つの表(不満と条件)を紙に持っていくと、状況説明で時間を使わずに済みます。電話占いなら15分で足ります。
決めたあと
在職中でも、辞めたあとでも、決めたこと自体が前進です。
迷い続けている状態は、何も終わらない代わりに何も始まりません。期限を決めて、そこまでは迷っていていいと決めるところから始めてください。