風水の説明では、水回りが必ず重く扱われます。ただ、そこに書かれていることの多くは方位と色の話で、賃貸でも持ち家でも、まず効くのは別のところです。
順番を決める
01湿気を残さない
入浴後に換気扇を数時間回す、水滴を拭く、扉を閉める。**カビは湿気のあるところにしか出ません。** ここが全部の前提になります。
02床に物を置かない
洗面器、シャンプーの詰め替え、掃除道具。床にあると、動かさないと拭けません。**手間が一定を超えると、人はやらなくなります。**
03鏡の水垢を落とす
曇った鏡は、実際に見えにくく、その場所を暗く見せます。照明を足すより、鏡を磨くほうが早いことがあります。
04タオルを毎日替える
湿ったまま使い回すと、においの原因になります。**替える枚数を決めておく**と続きます。
05そこで初めて、色や置物を考える
ここまでやってから。順番を飛ばすと、片づいていない場所に物が増えるだけになります。
上の2つで、体感はかなり変わります。 3以降は好みの範囲です。
窓のない浴室の換気
窓がない住まいは珍しくありません。扉の開け閉めで結果が変わります。
扉を閉めて換気扇を回す
浴室の湿気が、換気扇から外へ抜けます。
扉を開けて放置する
これが正しい形です。 入浴後2〜3時間は回してください。
扉は閉めるが原則です。換気扇は浴室の空気を外へ出すために付いているので、扉を開けると家の中の空気を吸うことになります。
「水の気」という言い方について
風水では、水回りを水の気が強い場所として扱います。五行の考え方で、水は貯めるもの・冷えるものとされます。
この分類が結果を左右するという因果は確かめられていません。 ただ、水回りが冷えやすく湿りやすいのは事実です。「気」を湿気と読み替えると、そのまま実用の話になります。
鬼門・裏鬼門に書いたとおり、北東に水回りがあると良くないとされた由来をたどると、冬の冷えと凍結という当時の生活の事情に行き着きます。断熱も設備も違ういまは、同じ結論をそのまま当てはめる必要はありません。
色の話をするなら
八方位に色を当てる考え方は、風水の色と方位に整理しました。流派で割り当てが違うので、絶対的な基準としては扱えません。
洗面所と浴室で色を扱うなら、面積の大きいものから考えてください。マット、タオル、シャワーカーテン。ここは原状回復にも関わらないので、賃貸でも動かせます。
ただし、洗える頻度で選んでください。 トイレの風水に書いたことと同じで、洗えないものを置くと、そのうち洗わなくなります。
- そのマットは洗濯機で洗えるか
- 乾燥機にかけられるか(かけられないなら、洗い替えが要ります)
- タオルを替える頻度を決めているか
- 掃除道具は、その場に置いてあるか(取りに行く動作が挟まると続きません)
4つ目が続けるための要点です。 掃除と風水にも書きましたが、道具をその場に置くだけで頻度が変わります。
洗面所に置くものを減らす
洗面台の上は、物が増えやすい場所です。
化粧品、歯ブラシ、整髪料、コンタクトのケース。出しっぱなしにすると、拭くたびにどける手間がかかります。
減らす基準はひとつです。毎日使うものだけを出す。 週に1回しか使わないものは、扉の中で足ります。
効果について
洗面所や浴室を整えると良いことが起きる、という因果は確かめられていません。
ただ、次のことは確かめられます。
- カビとにおいが出にくくなる
- 鏡が見やすくなる
- 掃除の手間が減る(物が少ないぶん)
- 汚れが少ないうちに気づける
これで十分だと考えています。 風水の枠組みの使いどころは、どこから手をつけるかの順番が決まることです。