風水の説明で、電化製品は火の気として扱われることが多くなっています。置く方位や、水回りとの位置関係が語られます。
ただ、実際に部屋の印象を変えるのは配線のほうです。そこから書きます。
なぜ線が効くのか
床や壁を横切る細い線は、視線を分断します。
大きな家具は1つの塊として見えますが、線は何本もあって、それぞれ向きが違います。目が追う対象が増えるほど、その場所は落ち着かなく見えます。
リビングの風水で書いた動線の話と同じで、風水の言う「気の流れ」を、視線の通りやすさと読み替えると、実用の話になります。
手をつける順番
01床を横切っている線をなくす
**いちばん効きます。** 床の線は掃除のたびに引っかかり、視界にも常に入ります。壁沿いに寄せるか、まとめるだけで変わります。
02束ねて、隠す
結束バンドや配線ボックスで1本にまとめます。テレビ台の裏、机の裏。**見えなくなれば、本数は関係なくなります。**
03使っていない家電を外す
つないだままのもの、もう使わないもの。**線ごと減ります。**
04待機ランプを見えなくする
寝室でとくに効きます。暗い部屋で光る点は、思っている以上に目に入ります。
05そこで初めて、方位や配置を考える
ここまでやってから。順番を飛ばすと、線が出たまま置き場所だけ動かすことになります。
2つ目までで、写真に撮ったときの印象が変わります。 実際に撮って比べると分かりやすくなります。
放熱をふさがない
これは風水の話ではなく、設備の話です。
- 冷蔵庫の背面と側面に、指定された隙間があるか
- テレビやレコーダーの通気口の上に物を置いていないか
- 電源タップを、ほこりが溜まる場所に置いていないか
- 延長コードを束ねたまま使っていないか(熱がこもります)
- たこ足配線になっていないか
4つ目と5つ目は安全に関わります。 束ねたコードは放熱しにくくなりますし、容量を超えた接続は発熱の原因になります。風水より優先してください。
寝室の家電
寝室の風水に書いたとおり、枕の向きより先に見るのは光と音です。家電はその両方に関わります。
- 待機ランプ — 暗い部屋では想像以上に目立ちます。テープで覆う、向きを変える
- 動作音 — 空気清浄機、加湿器、冷蔵庫。気になり始めると止まりません
- 充電中の端末 — 通知音と光。別の部屋で充電するほうが確実です
3つ目がいちばん効きます。 枕元で充電していると、目が覚めたときに手が伸びます。
机まわりの線
勉強部屋・デスクの風水にも書きましたが、机の下の配線は集中に効きます。
足元に線があると、足の位置が制限されます。無意識に避けるので、姿勢が固定されます。机の下を空けるだけで、座っていられる時間が変わります。
配線ボックスを机の裏に固定するか、天板の裏に沿わせるのが定番です。工事は要りません。
「火の気」の扱い方
五行で電化製品を火に当てる説明は、五行の考え方に沿ったものです。火と水は打ち消し合う関係とされるので、水回りの近くに置かないという話になります。
この因果は確かめられていません。 ただし、水気の多い場所に電化製品を置かないという結論そのものは、感電や故障の観点で筋が通ります。
キッチンの風水に書いた「火と水が同じ場所にある」という問題の読み方と同じで、体系の言い分と、実用上の理由が一致している部分なら採れます。