リビングは、家のなかでいちばん長くいる部屋です。そのぶん、配置の影響が暮らしにそのまま出ます。

風水の説明では方位や色の話が先に来ますが、リビングに関してはもっと実際的なところから決めたほうがうまくいきます。

まず、通り道を線で引く

紙に間取りを描いて、毎日通る道を線で引いてみてください。

  • 玄関 → リビング
  • リビング → 台所
  • リビング → 洗面所・トイレ
  • リビング → ベランダ

この線の上に家具があると、毎日よけて歩くことになります。一度よけ始めると、それが当たり前になって気づかなくなります。 ただし疲れは残ります。

風水で「気の流れを妨げない」と言われるのは、この部分と重なります。気を人の動きと読み替えると、確かめられる話になります。

決める順番

確実に効く好みの話
  1. 01動線を空ける

    通り道の幅は、人ひとりが横向きにならずに通れるくらい(60cm前後)が目安です。そこに物を置かないと決めてしまいます。

  2. 02いちばん大きい家具の位置を決める

    ソファかテーブル。動かすのが大変なものから決めると、あとで詰まりません。

  3. 03窓と光の向きを見る

    テレビや画面は、窓の光が映り込まない向きに。作業する場所は、手元に影ができない向きに。

  4. 04そこで初めて、方位や色を考える

    配置が決まってから。動線と衝突するなら、方位のほうを諦めてください。

よく言われる配置と、その扱い

よく言われること実用としての見方
ソファの背は壁につける背後を人が通ると落ち着かないのは確か
ドアの正面にソファを置かない開けた瞬間に目が合う。来客時に気になる
部屋の角に物を溜めない掃除機が入らず、埃が溜まる
窓を塞がない光と換気が減る。ここは実際に効く
背の高い家具を減らす圧迫感の話。地震のときの安全でもある

最後の項目は、風水とは別に大事です。 背の高い家具は倒れます。固定できているかは確かめておいてください。

物が溜まる部屋である、という前提

リビングは家族が集まる場所なので、それぞれの物が持ち込まれて置かれます。 郵便物、リモコン、充電器、飲みかけのもの、上着。

ここを「片づけよう」で解決しようとすると続きません。置き場所を作るほうが効きます。

  • 郵便物を入れる箱をひとつ決める(そこ以外に置かない)
  • リモコンと充電器の定位置を決める
  • 上着を掛ける場所を、リビングの中に作る
  • 床に置きたくなったとき用の、一時置きの箱をひとつ置く

4つ目が現実的です。 床に置かれるのは、置く場所がないからです。一時置きを1つ用意して、そこが溢れたら片づける合図にすると、判断が要らなくなります。

色を使うなら

リビングは人が集まる部屋なので、色の説明では火(赤)や土(黄)が挙がることがあります。

色と方位の記事にも書きましたが、面積の大きいものは落ち着いた色にして、小さいもので色を足すという順番が失敗しません。リビングはとくに滞在時間が長いので、飽きの影響が大きく出ます。

観葉植物を置くなら

リビングは、家のなかで観葉植物がいちばん向いている場所です。窓があり、人が頻繁に通るので、水やりを忘れにくくなります。

ただし置き場所は動線の外にしてください。通り道に鉢があると、葉に触れて傷みますし、水やりのたびに動かすことになります。 選び方は観葉植物の記事にまとめました。