風水で最初に挙がる場所は、流派を問わずほぼ玄関です。ただ、方位や色の話から入ると手が止まります。 実際に効くのはもっと手前の部分なので、順番から書きます。

なぜ玄関から始めるのか

風水が言う「気の流れ」を、人ともの の出入りのしやすさと読み替えると、玄関が最初に挙がる理由が分かります。

玄関は家の中でいちばん出入りが多く、外からのものが最初に入る場所です。同時に、放っておくと物が溜まる場所でもあります。靴、傘、宅配の箱、鍵、マスク。どれも「あとで片づける」で置かれたまま滞留します。

風水の基本にも書きましたが、方位の解釈は流派で割れます。一方で「出入口を通りやすくしておく」は誰が見ても筋が通ります。確かめられる部分から手をつけるほうが、続きます。

手をつける順番

確実に効く好みの話
  1. 01床に置いてあるものを、いったん全部どける

    靴も傘も箱も。床が見える状態を一度作ります。方位も色も関係なく、誰にでもできます。

  2. 02毎日使うものだけを戻す

    戻す量を先に決めるのが要点です。「入る分だけ」にすると、また同じ状態に戻ります。家族の人数ぶんの靴を1足ずつ、くらいが目安です。

  3. 03拭く

    たたきは砂と埃が溜まります。掃き掃除だけで済ませず、月に一度は水拭きすると床の色が変わります。ここまでで、たいていの人は違いを感じます。

  4. 04そこで初めて、置くものを考える

    マット、鏡、植物、盛り塩。足すのは最後です。1〜3を飛ばして足すと、片づけていない玄関に物が増えるだけになります。

よく挙がるものと、その扱い

ものよく言われること実用としての見方
マット外の汚れを持ち込まない洗える素材を選ぶ。洗わないなら置かないほうがまし
正面は避け、左右のどちらかに出かける前に身なりを確認できる位置でよい
植物生きているものを置く枯らすと逆効果と言われる。世話を続けられる種類を選ぶ
照明暗い玄関は避ける足もとが見えないのは単純に危ない
盛り塩出入口に置く週1回替える習慣が、そこを毎週見ることにつながる

どれも「置けば終わり」ではありません。 洗わないマット、曇った鏡、枯れた植物は、置く前より状態が悪くなります。世話の続けられる範囲で選んでください。

盛り塩を置くなら

出入口に置くのは流派を問わずよく挙がります。ただ、始めてすぐ挫折する原因は決まっていて、きれいな形にならないことです。

原因は器ではなく塩です。乾いた食卓塩は、どれだけ丁寧に詰めても抜いた瞬間に崩れます。詳しくは盛り塩が崩れる理由に書きましたが、粗塩で、適度に湿っているものを使えばたいてい一度で形になります。

皿が5枚あるので、玄関だけでなく水回りや部屋の隅まで一度に始められます。価格は2026年8月21日時点のものです。

方位は最後でいい

八方位に意味を割り当てて、玄関がどの方位にあるかで置くものを変える、という説明をよく見ます。

ただ、玄関の方位は選べません。 引っ越すか家を建てるかしないと変わらないものを判断の中心に置くと、できることが「対策グッズを買う」しかなくなります。

方位を見るなら、1〜3を済ませたあとで構いません。先にやることのほうが、はるかに効きます。